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生産性向上のための段取り改善手法
■段取り改善の基本を理解していなかった 私はある工場で生産性向上の指導を行っていました。あるラインで金型交換の段取りに時間が掛かりすぎ、機械停止時間が長くなり、生産計画が大幅に遅れてしまったのです。現場をよく観察し、作業員と管理者に確認したところ、以下の問題が判明しました。 問題点 1)内部段取りと外部段取りの区別が曖昧で、工具探しや図面確認といった停止前にできる作業まで機械を止めて行っていた。 2)探す・運ぶなどのムダな動作が長年の習慣として定着しており、段取り作業そのものに多くのムダが当たり前のように混在していた。 3)調整作業で毎回試し打ちを繰り返していたが、条件の標準化や位置の見える化が不十分で、特定の熟練者に頼りきりの状態になっていた。 私は管理者に「段取りは作業員に速くやれと言うだけでは不十分である。内部・外部を区別し、ムダを削減し、調整を標準化する仕組みを作らなければ、段取り短縮による生産性向上はできないぞ」と指摘し、段取り時間を大幅に短縮するための下記のポイントを指導したのです。 1:内部段取りと外部段取りを区別する...
剛 立川
2 日前読了時間: 4分
速度低下を故障と捉えるPMの考え方
■機械の速度低下を故障と認識していなかった 私はある工場で生産性向上の指導を行っていました。出来高データを確認すると、あるラインで僅かな未達が長期間続いていました。管理者は部品の摩耗による速度低下が原因で、交換後は問題ないと説明しました。しかし私は、以前から兆候に気づいていたのに対策が遅れた点を指摘し、「古い機械でも速度低下は故障であり、早期に対策すべきだ」と、故障に対する考え方を改めて指導したのです。 ■速度低下を故障と捉えるPMの考え方 機械が動いている限り「故障ではない」と判断してしまう管理者が少なくありません。しかし、機械の速度が落ちている状態は、すでに機能が低下している故障の一種であり、放置すれば生産性や品質に影響を及ぼします。そのため管理者には、速度低下などの変化を異常として捉え、機能低下型故障として早期に対策を行う意識を持たせることが大切なのです。 1:2種類の故障を理解する 機械の故障というと、機械が完全に停止してしまった状態だけイメージする人がいますが、これは正しい理解ではありません。PM(Preventive...
剛 立川
2 日前読了時間: 4分
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